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JFコードとは

JFコードとは

JFコードの正式名称は 「日本花き取引コード」といいます。

JFコードは、取引されるすべての花や植物の品種に対し、6桁の数字のコード番号を割り当てたものです。同じ種類を切り花や鉢物に利用することがありますが、JFコードでは切り花や鉢物などを利用形態の違いととらえ、同じ種類ならば切り花も鉢物も同じ6桁のコードを使用うように勧めています。

また、JFコードの大半は育種によって作出された品種を対象としたコードですが、その品種群を表す種名や園芸種名をコード化してあり、さらに品種群を表す品目名、系統名のコードを含んでいます。また、品種改良が進んでいない種類については種名を、エリカ属のように類似した種を多数含むグループでは属名を1コードとして登録しています。その他、取引に必要となるリンドウ(ピンク)といった品種名を特定せずに使用するコードも含んでいます。

JFコードは、平成4年度の農林水産省の調査事業で開発されました。当時、把握されていた約18,000品種の植物に通し番号がふられましたが、コード番号はその後も随時追加され、現在(2005年)では約60,000品種もの植物がコード化されています。

JFコードを策定した目的は、産地から市場、小売店に至るまで、異なる業態のすべての業者が同じコードを使用することを目指すというものでした。そして今、コンピュータネットワーク上で取引をおこなう電子商取引が現実のものとなり、花き業界標準のJFコードとして急速に普及し始めています。

JFコードの特徴

単純な構造
6桁のコード番号だけで取引対象となる植物を簡単に特定できます。
花き業界標準のコード
現在、JFコードは大手の卸売業者を中心に20社以上に普及しています。そして、産地と市場を結ぶ標準EDI「フロリスネット」に採用が決まり、卸売業者のみならず、出荷者から小売業者に至るまで、より多くの業者に普及すると期待されています。
迅速なデータ更新
JFコードは日々登録され、日々更新されています。そして1年間に4千品種もの新たなJFコードが誕生しています。
正確な名称で登録
生産者から消費者に至るまで正確な名前で流通させるために、JFコードに採用する種名や品種名が正しいかどうか、図鑑やカタログ等で確認して登録しています。
付属データが充実
JFコードセンターではJFコードの原データに加えて、ラテン語表記の学名、海外から導入された品種はアルファベット表記の原名、花色や実色、葉色などの付属データの拡充に努めています。